スバルサンバートラック12ヶ月点検
こんにちは。
相変わらずの梅雨空ですが梅雨明けはそろそろですかね?
今日はサンバートラックの12ヶ月の法定点検です。
H11年式と25年経過しているトラックですので傷んでいる箇所もありそうな年式です。
では点検を開始します!
ご入庫時にすぐに気づいたのがマフラー音です。
明らかにズボーオオオオ・・・と穴が開いている音がしました。
ディフューザー内のパイプを見ると腐ってボロボロになっています。
マフラーを外すためにマニホールドの遮熱板を外さなくてはなりませんがボルトの頭は錆で形が変わってしまい工具もかけられない状態に・・・
本来6角形の形をしていますが変形して5角形のような形になっています。
通常の工具では外すことは出来ませんが、いつものことなのでこの様に外すことはできるのですが多少時間はかかってしまいます。
マフラーを外しました。
外したマフラーを点検します。
ちょうど裏側に当たる部分に穴が開いています。
下側に大きな腐食による穴が開いています。
上の方にも腐食による小さな穴が開いていました。
この状態では公道を運行出来ないのでお客様のご承諾のもと新品のマフラーに交換します。
新品のマフラーを取付
マニホールドの遮熱板固定ボルトも7個新品に交換しました。
また右フロントのドライブシャフトのブーツが破けて中からグリスが出てきていました。
ブーツが切れた部分からグリスが出ています。
更に左後ろ側のドライブシャフトのブーツも破れていました。
切れた部分からグリスが出ていました。
フロント側のブーツを切り取り
フロント側は車上で交換することができる割タイプのブーツに交換します。
この方がシャフトを分解する手間が省けるので工賃が安くなります。
グリスを充填。
固定バンドをで締付てこちらは完了!
リヤ側にはフロントで使用した割タイプのブーツの設定がなくリヤ側はシャフトを外して修理します。
しっかり切れています。
ジョイントを分解して
ブーツを差し込みジョイントを組んだ後グリスを充填
固定バンドで固定して車体に組み込みます。
ドライブシャフトを車体に組み込みリヤ側も完了!
フロントのブレーキパッドは機能、パッド残量に異常はなく摺動部分などを清掃、給油して
組付け
リヤのブレーキも機能、ライニングの残量に異常はなく摺動部分を溶剤により清掃
各摺動部の金属部分にグリス給油しました。
交換時期がかなり過ぎていたエンジンオイルもお客様ご承諾のもと交換
オイルエレメントのパッキンからのオイル滲みもあったのでこちらも交換します。
オイルエレメントを交換して
エンジンオイルを入れオイル交換完了。
スパークプラグは電極の角も残っていてギャップ(電極同士の隙間)も問題ありませんでした。
バッテリーは容量93%で良好
エアエレメントは汚れていますが湿式のタイプなので目視による点検のみで他、修理箇所も多くありましたので交換は次回に見送りました。
クーラントは減っていたので
気持ち多めに補充
タイヤの点検とエアーを調整
スペアータイヤのエアーも調整しましたが・・・
タイヤにはひびが多数有り状態がよくありませんでしたのでお客様に報告させていただきました。
足回りのボルト、ナットの締まり具合を点検ハンマーにて点検
タイヤを取付てトルクレンチにより締付を行いました。
排気ガス濃度を測定・・・
法基準値内で問題なく12ヶ月の法定点検は終了しました。
この様に古い年式のお車は特にあちこち傷んできていて傷んでいることに気づかずに公道を走っていることがありますので、年に1度の法定点検でお車の状態をチェックしておくことが重要です。
ではまた・・・
担当 及川
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