クラウンハイブリット鱗除去
ブログをご覧になっている皆様、再びこんにちは。
次はクラウンハイブリッドです。
このお車は当社にてボディーグラスコーティングを施工していますが今回のご依頼内容はグラスコーティングのメンテナンスと全ガラスとボディー全体に鱗のような水垢がたくさん付いていて落ちないので綺麗にしてほしい!という内容でご入庫いただきました。
ご入庫直後のクラウンです。なんとなく艶がなく映り込んでいる照明がぼやけて映っているのがおわかりでしょうか?
写真にするとわかりづらいのですがボディー全体にはうろこ状にイオンデポジット、スケール、ウォータースポットがびっしりとボディーを覆っています。
当然、ガラス面にもシリカスケールがこびりついています。
いずれも重症です。
まずはガラスからスケールを除去していきます。
簡単には取れないので根気よく取り除いていきます。
全ガラスを丁寧に除去剤を使いながら磨きとっていき・・・
この様に綺麗な状態になりました。
この種の汚れは熱でよりこびり付くのでプライバシーガラスやスモークフィルムを貼っているガラス程、頑固にこびり付いていて苦労します。
リヤのプライバシーガラスもこの通り綺麗になりました。
続いてボディーです。
まずはシャンプーで洗車して
水分を拭き取った状態でデポジット除去用の洗剤を塗り込んで化学反応により除去していくのですが、これも簡単には落とせないので塗った洗剤が乾く前に洗い流し綺麗になるまで何回も繰り返し作業します。
何とか綺麗になりました!
ここまでできるとボディーメンテナンスが出来るようになるのでメンテナンス作業に・・・
タイヤにワックスを塗り込み艶出しをして・・・
ボンネットの状態です蛍光灯の映り込みが変わったのがおわかりでしょうか?
全体の艶も格段に違います。
ルーフ部分もこの通り!蛍光灯が綺麗に映り込んでいます。
車両全体としてはこの様に仕上がりました。
入庫時の時とは別の車のようになりました。
ウィンドガラスにも撥水コートを施して作業完了!
今回のケースは非常に大変な作業でした。
そもそも何故この様な汚れが付いたのか?
原因は日ごろのお手入れにありました。
このお車のオーナー様は非常に綺麗好きで愛車に汚れや埃が付いたり雨の日に走行して汚れるとすぐに高圧洗浄機で洗い流しているとの事・・・これを1年繰り返されたそうです。
しかし、問題は洗い流すことではなくその後、拭き取りをしていないということに原因がありました。
雨の日でも晴れの日でもかけ流した後、自然乾燥なのです。
特に天気の良い炎天下にかけ流し自然乾燥させることにより水分に含まれているカルシウムやマグネシウム、シリカなどの残留物がボディーに残り固着してしまうのです。
当然水滴がレンズの働きをして塗装表面を焼いてしまうウォータースポットの原因にもなります。
対策としては水で流したらできるだけ早く拭き取る!これに限るのですが、ただかけ流しただけでは綺麗になったように見えても汚れが残っていたりしますので、そのまま拭き取りをすればボディーに傷をつけてしまう原因になります。
なので汚れはきちんとシャンプー洗車などで洗い流し出来るだけ素早く水分が蒸発する前に拭き取り作業をすることが大事です。
車が汚れていてもむやみに濡らさずある程度時間に余裕がある時に拭き取りまで行うのが車を綺麗に保つコツではないかと思います。
もちろんオーナー様にもこのことはお伝えしました。
愛車を常に綺麗にしたいという思いから起こしていた行動が仇となった今回の事例でした。
それではまた・・・
担当及川
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