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抜取検査

こんにちは。
突然ですが抜取検査と言うのをご存じですか?
今日新車のアルトが搬入されてきたのですがこのアルト抜取検査車両でした。
抜取検査と言うのは新車を出荷する前に、メーカー自身が100台に1台の割合で車両を選び国に申請した通りの性能、基準を満たしているかを検査しています。
具体的にはローラーの付いた装置の上で、国が定めた速度や測定時間にしたがって、生産ラインで完成した車動車を走らせて、燃費や排ガスを計るという検査方法でこの時の数値が事前に国に申請したとおりになっているか調べるというものです。
この検査で困ることがあります。
何故困るのか・・・

 

新車のアルトが搬入されてまいりました。

室内は新車独特の匂い、いわゆる新車の香りが漂っています。

ディスプレイオーディオ付きバックモニター搭載車です。
お客様の「バックモニター付きがいい!」と言う強い希望がありこの仕様となりました。

イグニッションをONにしてメーターを見ると・・・

総走行距離が既に82kmになっておりました。
そうです、困るのは新車なのに走行距離がだいぶ増えてしまっていることなのです。

抜取検査を実施した車両にはメーカーから抜取検査実施済証なる物が付いてきます。
工場出荷時に既に76kmになっていたようです。

いかがでしたでしょうか?
あまり聞きなれないかもしれませんが、この検査は国が定めている検査で過去に3メーカーで不正を行っていたことが発覚したこともあり国から非常に厳しい指導を受け各メーカーで検査を行っております。
実際に抜取検査に合格しているこの車両はカタログの性能をきちんと満たしていると証明されているのである意味安心ではあると思いますが、困るのは先にも話した通り走行距離がだいぶ伸びてしまうという点にあります。
新車を製造した後の通常の検査、運搬の際の車両走行などでこのアルトであればこちらまで搬入されてきた場合の総走行距離は大体3~4km位が一般的だと思います。
この距離は高級車になればなるほど点検項目も増えるため十数km位になる車両もありますが、さすがに100km近く走行されているとちょっとびっくりしてしまいますね。

抜取検査のことはメーカーから出荷される前に事前に連絡は来ていましたのでその時点でお客様に連絡して検査の説明をさせていただき走行距離についてもご承諾をいただいていますのでとりあえず問題はありませんが、こう言ったことを言わずに黙ったまま納車してしまう業者さんもいるようです。

新車といえど検査で使われていますのでこの後、外装やエンジンルームなどしっかり点検して納車することにします。

ではまた・・・


担当 及川
 

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