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スバルインプレッサ クラッチ、タイミングベルト交換

こんにちは。
今回はGRBインプレッサのクラッチが滑ってきたので交換してほしいとご依頼をいただきました。
距離も10万キロに近づいてきたのでタイミングベルト、ウォーターポンプもついでにお願いしますとの事で作業させていただくことになりました。
ではご覧ください・・・

今回修理させていただくGRBインプレッサH25年式の車両です。
お客様が自走してのご入庫となりましたがリフトに入れる際、既にクラッチは滑っていました。

クラッチの作業は丸印辺りのパーツを外すことから始まります。

外したエアクリーナーには埃や鳥の羽が引っかかっていました。

外したついでにエアブローにて清掃しておきます。

大型のインタークーラーを外しターボ周辺の遮熱版を全て外していきます。

排気系は特に錆や腐食によりボルトが折れやすくなっているので慎重に潤滑剤などを使い緩めていきます。

タービン上部の遮熱版は無事取れました。

タービンとフロントパイプを切り離しますが予め潤滑剤をかけて少し放置

ボルトが折れないことを祈りながら(笑)緩めます。

ここも無事外れました。

左右と下側の遮熱版を外し残りのフランジボルトを外しフロントパイプが外れました。

ミッションのオイルを抜きとります。

左右のドライブシャフトを外します。

ドライブシャフト外れました。

プロペラシャフト、リンク、配線を切り離し降ろす準備が完了!

ミッションジャッキをかけミッションを降ろしていきます。

ミッションが降りました。

ケース内部は真っ黒に汚れていますね。

エンジン側にはクラッチディスク、ダイヤフラムスプリングが付いたカバーが付いています。

クラッチカバーとクラッチディスクを外してきました。
 

ディスクの摩材はほぼなくなっています。
これでは滑りますね。

エンジン側に付いているフライホイールを取外します。

取り外すと見えるのはクランクシャフトリヤオイルシール。

オイルシールを外し

新品のクランクシャフトリヤオイルシールに・・・

交換しました。

外したフライホイールのパイロットベアリングも交換のため外し

新品のベアリングに・・・

交換しました。

フライホイールをエンジンに取付。

新品のクラッチディスク、外したディスクと比べるといかにすり減っていたかがわかりますね。

こちらが新品のカバー

それぞれ新品をフライホイールに取付!

あとは新品のレリーズベアリングを

清掃したミッションケース内のインプットシャフトにベアリングをはめ込みレリズフォークをセット

それではミッションを取付ます。

外した順番に各リンク、プロペラシャフト、フロントパイプを取付。

遮熱版を取付。

ドライブシャフトも取付。

左側も取付!

ハブのロックナットを付けてトルクレンチでしっかり締付。

エンジンルーム内のパーツも元通りに付けていきます。

最後にインタークーラー、パイピングを取付。

エンジンルーム内のパーツの取付は完了。

あとはミッションオイルを入れクラッチ作業は完了です。

続いてタイミングベルト、ウォーターポンプの交換作業のためクーラントを抜き取ります。

ファンベルトを外しこのエアコンベルトはアジャスターがなくストレッチベルトになっているので・・・

カッターナイフで切り取って外します。
もちろん再使用は出来ないので後程交換となります。

エアコンベルト外れました。

クーラントが抜けたらラジエータを外すと・・・

この様に作業スペースが確保できます。

エンジンのフロントカバーを外すとタイミングベルトが見えます。

テンショナー各アイドラプーリーなどを外しタイミングベルトを外しました。

奥に付いているウォーターポンプを外し

新品のウォーターポンプ、パッキン各アイドラプーリー、タイミングベルトテンショナー、タイミングベルトを・・・

エンジン側に取付て

タイミングベルトを掛けてタイミングを合わせます。

クランクシャフトを2回転させて合わせたタイミングが合いマークと一致しているか確認します。

右バンクのカムシャフト側

そして左バンクのカムシャフト側

タイミングが合っていたらこのテンショナーのピンを引き抜くと・・・

テンショナーが自動でタイミングベルトを張ります。

この様に水平対向のエンジンのタイミングベルトは特に複雑な構造になっています。
あとはフロントカバー、ラジエータなどを取付ます。

最初に外したファンベルトの溝は摩耗により深くなっていたので・・・

エアコンベルトと合わせて交換することにしました。

特殊な治具を使いエアコンベルトを取付。

ファンベルトを付けて張ります。

組みあがったらクーラントを入れパイピング内のエア抜きをします。

エンジンを始動して水温を上げながらエアーを抜いていきます。

水温が適温まで上がりヒーターが効くようになってきたらエア抜きはほぼ完了。
最後に試乗しクーラントが冷え切ってからリザーバータンク内の量を調整し完了となります。

エンジンルーム内の作業は完了!

左右のフロントタイヤを取付て

トルクレンチで締付!

あとはグリルにSTIのエンブレムを取付て欲しいとのご依頼をいただいたので・・・

エンブレムを注文

このエンブレムを・・・

取付てこの様になりました。

試乗して状態チェック・・・すこぶる良好です‼

試乗が終わったら、室内の清掃

掃除機を使いしっかりと清掃しました。

そして洗車

水分を拭き取り・・・

ドアの内側も丁寧に拭き取り

車を綺麗にして全作業完了しました。

今回は結構な作業量となりましたが、車の調子が良くなるととても嬉しくなります。
完全に壊れる前の修理が肝心ですのでそのためにも定期点検をしっかりと行いお車を管理されることを強くお勧めします。

ではまた・・・

担当 及川

 

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