スバルXV AC修理
皆様こんにちは。
今年の夏はとても暑い夏でしたのでエアコントラブルも多くたくさんの車両の修理をしてきましたが、今回のXVもそんな
車両の中の1台です。
このXVはエアコンの効きは悪くないのだそうですが特に暑い日など長時間エアコンを使っていると突然冷えなくなってしまい一旦エンジンを切り暫くたってからエンジンをかけエアコンを入れると最初のうちはエアコンは効くものの時間が経つと再び暖かい風しか出なくなるという事でご入庫となりました。
まずはいつものようにゲージを付けバランス圧をチェック・・・
数値上は良好で詰りなどはなさそうです。
ではエンジンをかけてエアコンを入れます。
この時点では特に異常もなく
写真ではファンは止まって見えますが実際は問題なく作動しています。
吹き出し口も結露するくらい冷たい風が出ています。
ユニットから遠い吹き出し口も冷たい風が出ています。
ところがエンジンルームの温度も上がったころ突然コンプレッサーのマグネットクラッチの回転が止まり空転しています。
この時ファンは右左2つ共回り続けています。
エアコンリレーのところの電圧は・・・
14.32Vでしっかり来ています。
マグネットクラッチのところの電圧は・・・
14.30Vとこちらも問題なく来ています。
熱によりマグネットクラッチのギャップが大きくなり繋がらなくなってしまったため、コンプレッサーが作動せずエアコンが効かなくなっていました。
そうとわかったら早速エアコンガスを回収
コンプレッサーを外しチェック
パイプ接続部分からのぞき込むとオイルは綺麗で金属粉などはなく
コンプレッサーの破損などはなさそうです。
しかしながらこの車両、総走行距離が28万キロを超えておりコンプレッサーも換えた履歴も無いみたいでしたのでリビルトのコンプレッサーに交換することにしました。
Oリングも新品に交換して
リビルト品のコンプレッサーを取付。
真空引きをしっかり行い
真空引きが終わったら
いつものように放置して・・・
今回は他の仕事の都合で約1時間程放置していました。
ゲージをチェック後
大事をとって比較的安価なエアコンリレーも取り換えておきます。
ベルトは溝がすり減っていたので今後のトラブル防止ため交換
それぞれ交換が完了!
冷媒ガスを充填します。
気温をチェックしながら
冷媒ガスを充填
充填が終わり
炎天下の元、エアコンをかけながら車両を放置。
途中薄曇りになったりしましたが長時間様子を見ます。
2時間程放置を続けましたがマグネットクラッチが切れることもなく
吹き出し口からは9度の風が出ていて車内はしっかり冷えていたので修理完了とさせていただきました。
同じエアコンが効かない症状でも原因はさまざまです。
逆に症状はほぼ同じですけど・・・
そろそろ涼しい季節になるといいですね。
ではまた・・・
担当 及川
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