スバルレガシィ エアコン修理
こんにちは。
ここのところ真夏日を超える日が続いていますが体調は大丈夫ですか?
暑い日が続くとエアコン修理が続きます。
そんな最中このブログを見てくださったお客様からエアコン修理のご依頼をいただきご入庫いただきました。
平成15年のスバルレガシィです。
昨年行ったレガシィのエアコン修理のブログを見てお問い合わせいただきました。
冷えが悪いという事で早速チェックすると確かに生暖かい風が出ていました。
ゲージを取付てコンディションを見ると・・・
コンプレッサーはしっかり作動していて低圧側、高圧側共にガス圧が低く冷媒ガスが足りていないようです。
冷媒ガスが足りないという事はどこからか漏れているという事になりますので検知器を使い目視と合わせて見ていきます。
コンプレッサー配管接続部分
クーラーコンデンサーのチューブ周辺
コンデンサー配管接続部
検知器でチェック!
見た目でも漏れている所見はなく
検知器でも反応がありません。
車内の吹き出し口や
車内ユニット排水ドレン出口
何れも反応は現れません。
そして1ヵ所オイル滲みがある個所を発見!
検知器のプローブを近づけると・・・
反応がありました。
この辺りが怪しいです。
という事で車内のグローブボックスを外して点検・・・グローブボックスの部品が既に外れかかっていました。
反対側は部品がありません。
この辺りは後ほど直したいと思います。
話は戻ってグローブボックスを外すと正面に室内ユニットが見えます。
エアコンフィルターを外し覗き込むと奥の配管周辺がオイルまみれになっています。
漏れている箇所が特定できました。
エバポレーター下部にゴミ、汚れが詰まっていたので
丁寧かつ慎重にゴミを掻き出し
掃除機で吸い取り
綺麗にしました。
まずは中に残っている冷媒ガスを回収機にて回収します。
法令によりフロンガスは大気開放が出来ませんのでしっかりと回収します。
回収作業が終わったら配管を切り離し作業を進めます
取り出したのはこのエキスパンションバルブと言う部品、高圧配管側からガス漏れしていた跡がありました。
エキスパンションバルブ、各配管のOリングを注文
新品のエキスパンションバルブです。
右側の新品と比べて見るとニードル部分の太さなどが違い改良の跡が見えます。
Oリングも忘れずに新品に交換します。(これは外したOリングです)
Oリングの交換
エキスパンションバルブを取付
配管を接続後真空ポンプで真空引きを行います。
すぐに負圧になりますが更に30~40分行うことで水分も除去できます。
真空引き完了後
30分程放置しゲージを確認します。
真空引き完了直後と数値が同じであれば気密は保たれています。
その後冷媒ガスを充填していきます。
最近の車両には付かなくなってきましたがこの車両の配管にはこの様な窓(サイトグラス)が付いていますのでガスの充てん量を見ながら
コンデンサー付近の温度を見てガス圧を確認しながらガス入れ作業をします。
吹き出し口の温度を測ってみると・・・
5℃の冷気が出ています。
充分冷えてます。
車内ユニットからは順調に排水されています。
エアコンは問題なさそうなのでグローブボックスの取付ついでに破損、欠品していた部品を付けて修理します。
こちらはストッパー部分です。
無事グローボックスを修理して
取付完了しました。
翌日配管各接続部、冷媒充填量などを点検、確認・・・異常ありませんでした。
最後に作業した場所を中心に車内清掃
ボディー洗車
そして全行程完了しました。
やはりこの時期エアコンがしっかりと効く車はとても快適です。
それだけ外が暑いという事ですが熱中症防止のためにもエアコンの点検はとても大事ですね。
今回のお客様は当店のご利用は初めてで冒頭でもお話しした通り私の昨年のエアコン修理のブログを見てお問い合わせいただき伊那から当店(安曇野市穂高有明)まで通っていただきました。
私にとってはとても嬉しい事であり遠くからお越しいただきとても感謝しております。
これからもお客様の信頼を得るため日々勉強し務めさせていただきたいと思います。
ではまた・・・
担当 及川
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